またしても笑う彼。
少しムカつくけど……彼のぜんぶが愛おしいからなんでも許せちゃう。





「暁、」


彼を呼ぶと落とされたキス。
角度を変えて何度も重ね合ったあとは、深いキスに……。


熱い体温。
彼の体温は私の体温をどんどん上昇させていく。


甘い熱には逆らえない。
逆らいたくない。



彼と肌を重ねて、私は幸せをたくさん感じた。






これから先、私と暁はまたケンカすることもあるだろう。
この危険な世界にいれば、もしかしたらまたなにか起こるかもしれない。


でも、きっとどんなことがあっても乗り越えていける。



暁と2人なら──。






Fin