「わかってるわよ。あとでみんなであだ名でも考えましょう」
「……あだ名?」
「美鈴もこの冊子、もらったでしょ?」
彼女が私に見せたもの、それは青色の表紙で“任務について”と黒文字で書かれたもの。
中には何枚かの紙がとじてあって、冊子になっている。
表紙の下のほうには、“作:一条暮人”と目に入った名前。
……この青い表紙の冊子、それは一瞬見た。
車に乗る前に、暮人さんが暁に渡していたのを見た。
渡していたのは2冊。
ここに来る前の車の中で暁がパラパラ見て、車の後ろにぶん投げてた。
私が見ようとしたらなぜか阻止されて……。
「ちょ、ちょっと見せて……!」
紫乃から冊子を奪って中を見てみると。
表紙をめくって1ページ目、日付と目的地、それから持ち物が書いてあった。



