月夜に笑った悪魔 (番外編)



「す、すみませんっ!!」
「いいよいいよ。それより、暁となにかあったのかい?」


頭を下げれば、上から降ってくるのは優しい声。
その声に顔をあげれば、暮人さんは「部屋の外まで2人の声が聞こえてきてたよ」と付け足す。



……部屋の外まで聞こえるほどうるさかったんだ。
迷惑かけて申しわけないし、聞かれてたなんて恥ずかしすぎる。


「少し言い合いしてまして……。うるさくしてすみませんでした」
「いいんだよ、ケンカして大人になっていくものだからね」


「……すみません」
「美鈴ちゃん、俺でよければ人生相談ならいつでも乗るよ」


「え?」
「美鈴ちゃんは娘みたいなものだからね。気軽に頼ってくれていいよ」


優しく微笑んでくれる暮人さん。