月夜に笑った悪魔 (番外編)



***


好きな人の前で醜態を晒した。
それも……2回も。


1回目は、暁に拾われた時。
そして2回目は、昨日の公園で。


なんとなく、うっすらとした昨日の記憶はある。


シゴト帰りの疲れていたはずの暁を連れ回し、ワガママをたくさん言って……介抱させた記憶。



……よくあんなことやってくれたな。
口の中に指を突っ込むなんて……。


私の心の中は申しわけなさと情けなさ、恥ずかしさでいっぱい。




「ごめん……」


目を覚まし昨日のことを思い出した私は、正座をしてすぐに暁に謝った。


私が目を覚ましたのは、暁の部屋の暁の布団の中。
私の布団は隣に敷いてあったのに、なぜか彼の布団のほうをほとんど占領していたから、余計申しわけない。