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好きな人の前で醜態を晒した。
それも……2回も。
1回目は、暁に拾われた時。
そして2回目は、昨日の公園で。
なんとなく、うっすらとした昨日の記憶はある。
シゴト帰りの疲れていたはずの暁を連れ回し、ワガママをたくさん言って……介抱させた記憶。
……よくあんなことやってくれたな。
口の中に指を突っ込むなんて……。
私の心の中は申しわけなさと情けなさ、恥ずかしさでいっぱい。
「ごめん……」
目を覚まし昨日のことを思い出した私は、正座をしてすぐに暁に謝った。
私が目を覚ましたのは、暁の部屋の暁の布団の中。
私の布団は隣に敷いてあったのに、なぜか彼の布団のほうをほとんど占領していたから、余計申しわけない。



