何回かこいで、私は地面に足をついて減速。
ブランコをすぐに足でとめ、その場に蹲った。
突然、頭の中がグラグラして気持ち悪くなってくる。
なにかが下から込み上げてきそうで、私は口元を手でおさえた。
「美鈴?」
「……き、気持ち悪い」
「大人しくしとけって言ったのにそんなにこぐからだろ。ほら、トイレ行くぞ」
「……うぅっ」
暁に体を支えられ、向かったのは公園にあったトイレ。
小さな公園だから、トイレは男女共用のものひとつだけ。
自動で電気がついても薄暗くて、なんだか不気味だった。
「ぜんぶ吐け」
トイレでしゃがみこむと、背中をさすってくれる彼。
「やだ……っ。出したくない……っ」
せっかく食べたもの、飲んだものを出すなんてもったいない。
だから必死に耐えていたけれど、気持ち悪すぎてやばい。



