「コーンスープ……っ!」
私はすぐに暁の手を離し、それを拾った。
少し砂がついてしまっていたから、飲み口の部分は自分の袖で拭く。
これでよし、っと。
「飲んでもいい?」
コーンスープを手に取ったら、飲みたいという気持ちが強くこみ上げて彼に聞く。
「……あぁ」
「やったー!」
私はブランコに座り、缶を開けすぐに喉に流し込んだ。
久しぶりに飲んだ缶のコーンスープ。
あったかくて、つぶつぶのコーンが入っていて美味しい。
私は一気に半分飲んで、残りを暁に手渡しブランコをこいだ。
「大人しくしとけ」
横から暁に言われるけど、私はどんどんブランコをこいでいく。
前後に揺れて、風が当たって気持ちいい。
はぁ、と息を吐けば白い息まで出る。
……冬だなぁ。



