「……おまえ、酒癖悪すぎ。将来ぜったい飲み会とか行くなよ。そんなんじゃすぐお持ち帰りされるからな」
「なに言って──あっ!自販機!なんか奢って~!」
急に目に入った、自動販売機。
私の興味はそっちにうつった。
「人の話くらいまじめに聞け、酔っ払い」
また軽く叩かれた頭。
ぜんぜん痛くないから特に気にすることなく、私は暁の手を引っ張って自販機の前に連れていく。
「私、コーンスープがいいっ!暁はおしるこね!私がどっちも飲みたいから!」
指をさしたのは、コーンスープとその隣のおしるこ。
彼の腕にくっついて「お願い♡」、と語尾にハートマークまでつけてお願い攻撃をしてみれば。
「……わかったから少し大人しくしてろ」
黒服のズボンのポケットから出したお財布。
お金を投入して、彼は飲み物を2本購入。



