「熱いからだいじょーぶ!早くお散歩行こう!」
「風邪ひいても知らねぇからな」
「早く早く~!」
暁を急かせば彼はジャケットを軽く畳んで腕にかけ、ゆっくり歩きだした。
私はそのあとをついて行くが、すぐに彼を追い越して手を引っ張る。
門を出て、外へ。
へへっ、夜のお散歩だぁ。
デートできなくて悲しかったけど、2人でこうして歩いてるだけでもデートみたいなものじゃんか!
起きててよかったぁ。
「美鈴。今日はドタキャンして悪かった」
「ううん、いいよ!今デートできてるし!」
「これデートなのかよ?」
「デートだよ!」



