「姉御?どうしました?」 靴を履いて外へと出たところで、外にいた組員に声をかけられた。 それからすぐあと。 「姉御……!」 後ろから聞こえてきた、大きな声。 その声は春樹さんのもので。 後ろを振り向けば、やっぱり春樹さんはいた。 「姉御、すみません……っ!」 彼も靴を履くとこっちまで来て、申しわけなさそうな表情をする。 「どうし──」 「お疲れ様です!!」 どうしたのかと思い聞こうとすれば、私の声は大きな声に遮られた。