……確かに、その通り。
過去のことをどんなに悔やんでも、変えることは不可能。
どんな権力者でも過去は変えられない。
……いいの、かな。
本当に、過去のことを気にしなくてもいいの?
暁は……こんな私でいいの?
「ほかになんか不安があるならすぐ言えよ」
彼のシャツをぎゅっとつかむと言われる。
……不安。
あとで聞くのも嫌だし、今聞くしか……。
鼻を啜って、私はゆっくり口を開いた。
「暁は、私でいいの?彼女が私で……本当にいいの?ほかに可愛い子はいっぱいいるし、暁は私じゃなくても……」
「俺は、おまえがいなかったら確実にこの手で人を殺してた。
……俺が何度も人を殺そうとしてもとめてくれて、そばで支えてくれたのは美鈴だろ。美鈴にはこれからも俺を支えてほしいし、好きだからそばにいてほしい。美鈴じゃなきゃダメなんだよ。つーか、やっと手に入れた初恋のオンナ今さら離す気もねぇから」
一切の迷いなく返される。



