月夜に笑った悪魔 (番外編)



こんなんじゃ嫌われちゃう。
暁は私の話を聞こうとしてくれたのに、私はあんなこと言うんだから……。

ぜったい、嫌われちゃう……。



溢れ出てくる涙。


自分であんなことをしたんだから、私が泣いていいわけない。
泣いていいわけないのに、視界が涙で歪んで……。


瞬きをすれば涙がぽたりとこぼれ落ちていく。




走っていれば見えた生物室。
私はとりあえずそこに駆け込んで、身を隠した。


幸いここには誰もいない。
1人になればさらに涙は溢れ、静かに涙を流した。


その間、何回も音を鳴らした持っていたスマホ。
暁かも、なんて思ったらそれを見る勇気すら私にはなくて見ることができず……。



昼休みが終了しても、私はしばらく生物室に1人でいたのだった。