「それでは……班長として、私が仕切らせていただきますね」
従業員の方々がいなくなると、無言になった部屋。
最初に口を開いたのは紫乃だった。
「本日は本当にお疲れ様でした。それぞれの活躍があったからこそ、今日のシゴトを終えることができたんだと思います。
一条組組長にさきほど今日のことをご報告させていただきましたが──」
「腹減った。食おうぜ」
遮ったのは、暁。
「暁、待ちなさい……!まだ話は終わってないわよ!」
「ムダに長ぇんだよ」
「まだそんなに話してないじゃない!少しくらい待ちなさいよ!」
紫乃が暁をとめていると、岳はグラスに口をつけた。
ごくん、と動く喉。



