私たちは爆弾設置図を頼りに爆弾を解除していたわけで……それ以外は解除してない。
……嘘でしょ。
19時まで、もう5分もないのに……。
……このままじゃ爆発するっ!
ケガ人も死人も出ちゃう……!
体の体温が一気に下がって私の脳内はパニック状態になるが、隣にいる岳はなぜか余裕の笑みを浮かべた。
彼はその言葉を聞いてもまったく動揺してない。
「あの紙に書いてない爆弾なら解除したぜ?そいつらの口、軽いからなぁ。ちょっと殴っただけで情報を俺に話した」
そう言ったのは岳。
私はぱっと隣に目を向けた。
『敵を影で潰しつつ爆弾を解除してる』
通信機で連絡を取り合う中、岳は言っていたっけ。
……もしかしたらその時にはもう、情報を聞き出して紙に書いてない爆弾を解除したあとだったのかもしれない。
月城岳という男は本当に頭が切れる。
今日は何度も驚かされてばかり。



