……見つかった。
最後の爆弾解除まであと少しなのに、こんなところで……。
解除してない爆弾を置いて逃げるわけにもいかないから、私たちは身動きがとれない。
「若頭、隣にいるのは……あの一条組のオンナですよね」
茶髪の男性は私に視線を向ける。
冷たい目と視線が合った瞬間、ゾッとする。
その目だけでも伝わってくる一条組への強い恨み。
この人たちは何かしらの理由があって月城組を抜けたわけだから、まだ強い恨みがある人も多くいるだろう。
「何人かと連絡がつかなくなってまさかと思いここに来てみればこれです。
……本当に落ちたな、月城組も、月城岳も」
急に落ちた声のトーン。



