「社長、暁のところに行ってください」
社長の背中を押した紫乃。
なにかと思えば……2人を追ってあとから来たスーツ姿の男性数名。
男性の手に握られているナイフ。
この人たちも元月城組の人たちだろう。
階段をおりる社長。
それを追おうとする男性たち。
だけど紫乃が男性たちの背中に向けて回し蹴りして、追うのを阻止。
鈍い音が聞こえると、男性たちが倒れて階段から落ちていく。
なんという強さ。
紫乃も強すぎる……。
「お前はもう行け。気をつけろよ」
暁は軽く私の背中を押す。
……そうだ。
爆弾とめに行かないと……。
時間はないんだ。
「暁もね」
私はそれだけ返して、階段をおりていった。
大丈夫。
暁のおかげで震えはとまった。
プールの爆弾もちゃんと解除できる。
最後まで頑張ろう。



