触れるあつい熱。

触れられるたびに溶かされていくみたい……。




私の上に覆い被さったままの彼。

私の頬の横についた大きな手をぎゅっと握れば、彼はゆっくり私から体を離した。




「続きはまた今度」



余裕たっぷりな顔でにやりと笑う彼。
その顔がまたかっこよくて、少しムカついた。


私は弱いところばかり攻められたせいで体にうまく力が入らないし、息が乱れている状態。





次は、ぜったい次こそは私が……。
私が、暁の余裕をぜんぶ奪う番……っ!