約束の指にキスして。

『それにしても瑛梨。結婚式にさ、別の男があげた指輪していくつもりだったの??』

『ん??』

『それ。ピンキーリング。』

私の小指にはまったままのピンキーリング。
桔平がくれた、リング。

『外したくなかったの。だって、小指って、指切りげんまんの指じゃない??桔平、私と約束してくれたから…私を幸せにするって。ずっと側にいるって。だから…桔平が戻ってきてくれるような気がして。』

桔平が戻ってきてくれるような気がしていた。
本当に。
そんなはずないって思ってたけど。でも…

『待ってたの…』