約束の指にキスして。

「誰が置いたんだろう。」

桔平が作ったマリッジリングと、レオさんから渡されたものの、結局渡せずにいたままの桔平への指輪。

私はそっと、マリッジリングの箱を開いた。

桔平が作ったこの指輪に、私と匡ちゃんの名前が刻まれているはずだから…

開いて見ると、四つ折りの紙が入っていた。

『瑛梨』

そう書かれた紙を開くと、優しい言葉達が溢れていた。

こらえきれずにしゃがみこんだ私の手から、ブーケがこぼれ落ちる。

太陽は優しく、私が手紙を読む手伝いとして、光を与えてくれた。