約束の指にキスして。

早朝。
すっごく晴天だった。

空まで祝福するの?この結婚を。

朝からドレスの仕立てに追われていた私は、きっと空をにらみあげる。

そうして最後の仕上げが終わった時、ドアが開いた。
「控え室まで案内する…よ。」


一瞬、匡ちゃんの動きが止まった。
白いタキシードに身を包んだ匡ちゃんは、これでもかって位かっこよくて、仕立て屋さんもハッと息を飲む音が伝わってきた。

「お似合いですねぇ、お二人さん。今まで見てきた中で一番やないかなぁ。」

ニコニコと仕立て屋さんは私のドレスをもって歩み始める。