約束の指にキスして。

私が死んだって、桔平の耳に入ったら、桔平はきっとアリスさんとの結婚式をけってあたしの元へ駆けつけるだろう。

だから…そっと、ビンを握りしめる。

美しい海のなかで逝ける。

そう思ったら、私の涙はすっとひいていった。

桔平、あたし、きっと強くなったよね。

そして私は、死んだように燦にもたれて眠った。