約束の指にキスして。

『……もういいや。うん。それ聞けただけで…俺は嬉しい。』

くしゃりと笑う健司の頬をエリが舐める。
健司は、私の手をとった。

『…好きなんだろ?桔平が。』

『…うん。』

『半年後に自分のモノじゃなくなるとしても。それでも。』

『ぅん…だから、今一緒にいないと後悔する。今だけは…』

言いかけた私を、健司は抱き締めた。

『辛かったら俺がいる。半年後も、俺の胸なら空いてるから。開けとくから、お前の為に。』

『健司…』

『仕方ねぇから半年、桔平にお前を預けるわ。』