約束の指にキスして。

『私、好きだった。二人がバスケしてるのをみるの。二人と出会った時から。』

そっとマックスのリードを離すと、マックスは真っ直ぐに桔平のもとへと向かう。

『瑛梨はさ、さっき後悔したくないって言ったけど。俺だって後悔したくはない…よ。』

『ん?』

健司がエリを抱き上げて、鼻面を合わせて一呼吸。
そして、真っ直ぐに私を見た。

『俺…俺さ。いや…………瑛梨。』

『?』

私が見つめ返すと、健司は少しだけ目を伏せた。