約束の指にキスして。

桔平には絶対隠し事が出来ない。
桔平はいつもあたしの全てをおみとうしで、嘘をつかせる隙間を与えないんだ。

『あのね…』

『ん?』

『不安なの。二人が、アタシを置いていきそうで。』

桔平はアタシと同じ目線までかがみ、瞳をのぞきこんできた。

『二人は、いつも一緒じゃん?男の子どうしだし、お互い言えない事なんてないよね。』

冷たい北風が肌を突き刺す。
そして、鼻の奥をツンとさせて涙を誘った。

『二人とも超カッコいいし。健司は何でも出来るし、桔平はバスケ凄く良く出来るし。あたしだけなんももってなくて……』