約束の指にキスして。

拍手すると、歯を見せて笑いながら桔平はピースした。
マックスは、落ちたボールの後を追って、一目散に走っていく。

『なー。お前、なに悩んでるわけ?』

『え??』

そう言われ、じっと桔平をみる。
さっき桔平が買ってきた、ホットココアの缶を握りしめた。

『あんだろー?言えよ、聴くからさ。』

桔平がアタシの肩を小突いて心配そうに眉をひそめてる。
私はうつ向いた。

悩み??

桔平、知ってたの?
私が、悩んでること。