約束の指にキスして。

──カチッ。


自分の部屋に引きこもって泣きはらしていると、窓に何かが当たった。
それは月の綺麗な夜で、窓に当たった雪玉の跡を綺麗に浮かび上がらせる。

アタシは、窓を開けて外に身を乗り出す。

そこには、金色の光を背に………桔平がいた。



『嘘……。』

『よぉ。』

前と変わらない、桔平の笑顔。

幻覚かな?

あんまり桔平の事を考えてたから…。


夢じゃない。

だって…風がこんなに頬に冷たいもん。