約束の指にキスして。

そんなの嘘だよ…。

桔平が、結婚??

そんなのありえるわけない。

第一、桔平はそんなのと引き換えに一流チームの入団チケットを手に入れるなんて事、するわけないもん。

『嘘ではないよ。しかし桔平は、一歩手前で踏みとどまっている。今なら…』

『……っでも、アタシは会えない。』

『何故。失ってからでは遅い。』

『アタシには会う資格も、愛される資格も無いから…桔平の幸せを、止める資格もない。』

アタシは、レオさんの腕を振り切ってドアの外に飛び出した。