約束の指にキスして。

『桔平の事を聞きに来たの?』

『え…』

甘いマスクで微笑むレオさん。
息を飲んで切り出そうとしていたアタシは、驚きで肩の力が一気に抜けていった。

『どうしてその事…』

『その指輪、俺が手掛けたからね。そうか…キミが桔平のね。』

意味深に笑うレオさんが、アタシのネックレスに触れて、ピンキーリングを愛でるように撫でた。


『じゃあ…やっぱりいるんですか……』

気の抜けたような声のアタシに、レオさんがクスリと笑う。

そして、アタシにもう1つの箱を差し出した。

『これは……?』