約束の指にキスして。

『きっと、桔平の《K》だよ…』
シルバーリングは桔平に送ったのと同じもので、四葉のクローバーは三年前に一生懸命二人で探した思いでのもの。

どれもこれも、桔平しか知り得ない事ばかり…。

『いるわけない。』

『え?』

『いるわけないよ、ここに。』

『でも…』

『いないから。』

そう言って、匡ちゃんは立ち上がった。
険しい顔で、アタシを見つめている。

そこまで否定しなくて良いのに…