約束の指にキスして。

緊迫した桔平の声を聞いて、桔平が言い終わるか言い終わらないかの瞬間に匡ちゃんを押しのけて桔平の元にかけよった。

桔平だ……。
胸がはね上がる。
気分が上昇する。
…私が桔平や健司に傷つけられたなんて、きっと嘘だ。
だって、名前を呼ばれるだけでこんなに嬉しいのに……。

少し離れてるだけで、こんなに寂しかったのに。


『…瑛里に怒鳴ってんじゃねーよ。』

匡ちゃんがすごんで扉が閉まる。結真先輩は…1人残されたまま。