約束の指にキスして。

『ヤだ!美味しい!!男の癖にこんなの作れるなんて…』

梓先輩が驚いたように呟く。

そう。
美味しいの。
匡ちゃんが作るお弁当は、とっても。

敷き詰められた人工芝が風に揺れる。
ホントに、今日はいいお天気だ……。

『お前、この間も瑛梨の事ヤろーとしてたろ。』

『!?』

『見てたんだよねー俺。いや、心配したわ、始まったらどうしようかと…なぁ瑛梨?』

『???』

『良、おまぇなぁ!!』

『ヤる……?ヤるってなに??』
『瑛梨!そんなこと知らなくていーの!』