約束の指にキスして。

『笑うな、瑛梨!俺だって本当は恥ずかしいんだ。』

『なに!?健司!お前らな~これ、俺が特注で注文して…』

『もぉ……』

アタシが言葉を発すると、二人ともアタシをみた。

『もぉ、本当に二人には叶わないよ。』

桔平が笑う。

健司が笑う。

戻れるんだね。
あたしたち。元通りに…


嬉しくて、涙がとまんない。

『しかし、なんで共同体だよ桔平。』

『ウルセ~。三人は共同体ってこと。ロマンチックじゃねぇか!』

『お前…ロマンチックの意味分かってる??』

また…聞けると思わなかったな。二人のこんな会話。

嬉しくて、涙が出てくる。

《共同体》桔平が考えそうなこと。
桔平らしい。

あの日の桔平が嘘みたい。
冷たい、笑みをたたえた桔平が………。