約束の指にキスして。

涙がこぼれおちる。

寂しいよ。
なんか穴が空いたみたい。

これでいいのかもしれない。
アタシを気にしてくれなくて良いから、二人とも自由だし。

だけど、寂しくて……

アタシが望んだ事なのに…。


『梓~~。鍵ってどこにしまえば良いの?』

『結真。』

梓先輩に肩をさすって貰っていると、女の人が駆け込んできた。
初めて見る人。
目がおっきくて…猫みたい。

『瑛梨ちゃん。この子、今日入ったマネージャーの子なの。仲西結真。2年せいだよ。』

ペコリと頭をさげると、その人は、少しだけおっきな目を細めた。