お弁当を食べながら、重松茂に「そういえばさっき言ってた、別次元ってどういうこと?」と聞かれたので、私はさっきあったことを説明した。 「ああ、元短歌部の部室だね」 「重松くん、知ってるの?」 「知ってる知ってる。文芸部の知り合いから聞いたことあるよ。ほら、同じクラスの長田(おさだ)くんも……」と言って、重松茂は口をつぐんだ。 「……ごめん」 「ううん、大丈夫。そうか、あいつ文芸部だったね」 あいつとは、長田治(おさだおさむ)のことだ。元カレNo.15。