「キミトトクラブ?」と賀来さんは持っていたペンを置いた。 「ああ、知ってるわよ。映像部のことね」 「映像部?」 「そう。部室は確か、西棟の3階にある資料室のはずよ」 「そう! ありがとう!」 私は賀来さんに礼を言って、部屋を出た。 「あ、文芸部復帰も少しは考えてよね?」 という声を背中で聞きながら、私は「やなこった」と思った。 あんな文芸部には、もう二度と戻りたくない。