クラスの男子が全員元カレだった件





三島志麻と目が合った。


三島志麻は、私の頬を突いた右手の人差し指で、頬を突いたときのテンポで、私の顔に向けて指さした。


私を包んだ、優しい唇が動く。「前、前!」と動いている。


前?


見ると、加工するはずの部品が、ベルトコンベアーから、次々と滑り落ちていた。


しまった! 三島志麻に見とれて、手を動かすのを忘れていた。