チャラ男


今日もいつも通りの朝。
目が覚めて、顔を洗ってうがいをする。
朝食はコーヒーと目玉焼き。
あまりお腹空かないから朝食は食べないことがほとんどだ。
今日はなんだか調子が良いような気がするな。
食べ終えると歯を磨き、自室へと戻る。
鏡の前に座り、髪をとかす。
腰まである黒くて長い髪。
…気が向いたら切ろうかな。
そんなことを考えながら着替えをする。
全てが整うと私は玄関へと向かう。
靴をはいて学校へ向かう。
…いつもと変わらない朝。
「ねぇ、君!!」
そう…思っていました。
朝までは。
「やっぱり今朝の子だ!」
そう言ってニカッと笑う男の子。


ー数時間前。
「まじかよ、お前っ!!」
「あははっ!」
うるさい人達が目の前を歩いていた。
追い抜きたいけど絡まれたら嫌だ。
「うわっ!?信号かわる!!」
「行こうぜっ!!」
信号が点滅し始めて慌てて渡ろうとしている男の子達3人。
…待ってればいいのに。
その時だった。