話している間に学校についた。


教室に入ってお互いにそれぞれの席につく。


クラスは同じだけど、意外とクラスにいる時に話すことはない。


「茉冬おはよ!」


「叶芽!おはよう!」


席について声をかけてきたのは高校に入って出来た友達の城崎叶芽(しろさきかなめ)。


「何~、今日は咲夜君ときたの?」


「うん、ちょうど駅で会って。」


「仲いいね~。私もあんなイケメンな幼なじみ欲しいな笑」


そう言って叶芽は私の隣の席に座った。


「イケメンって…咲夜が?」


「それ以外誰がいるのよ~。咲夜くん入学当初騒がれてたよ?」


「んー…。なんかずっと一緒にいるからイケメンとかわかんないな…笑」


咲夜をみながらそう言うと、叶芽も咲夜の方を見た。


「まぁ私もタイプではないんだけどさぁ。でも背も高いし、イケメンか聞かれたらイケメンじゃない?」


「うーん…、まぁ少なくとも変な顔ではないね。」