俺はそんな事を思いながら、目の前にあった小学校の卒アルを手に取った。 どの集合写真も、ほとんど潤と俺と茉冬は隣同士にいた。 周りからは決まって恋愛感情を持ったことがないのかと聞かれる。 答えはNOだ。 きっと茉冬も潤も同じだろう。 俺らに取ってお互いは、友達以上恋人未満なのだから。 俺にとって茉冬は恩人のようなものだ。 俺は卒アルを手に、ベッドに横たわった。