と由良に言い私は滝口君の後ろをついて行った

場所は人気のない教室だった

そして今に至る

「イヤイヤ、何言ってるの?何で滝口君と

付き合ってるフリしないといけないの?

話はそれだけ?教室に戻るね」

そう言って私は滝口君に背を向け教室に戻ろうと

したら腕を掴まれた。

「何?離して」少し冷たく言った

「お願い。川上さん今、彼氏いないでしょ?

川上さんしか頼めないんだ」

「いやいや、私以外にもいるでしょ。大丈夫、他の人

なら喜んで付き合ってるフリをするから他を