あなたと出会って世界が変わる

「私は知ってる。朝陽くんは優しい人だよ。だから理由があるんでしょ?」

その言葉に足を止め振り向く


いつもは、ビクビクしてるのに


こんな時は真っ直ぐ目を見つめてくるなんてずるいよ…


「僕は、優しい人なんかじゃない」

そう。優しくなんかないんだよ


「ううん。4月の初めに私が蹲ってる時、声掛けてくれたでしょ?それに、いつも元気ない時に、お菓子をくれる。他にもね、」


「もういいから。あの時の僕だって気づいてたんだね」


「うん。優しい声だから、分かるの」

嬉しいけど…ひなちゃんの見てる僕と本当の僕は、やっぱり違う


「本当は話したくないんだ。でも、ひなちゃんになら…。きっと、僕の事嫌いになるよ…」

そう、嫌いになっちゃうんだ、、


「嫌いになんてならないよ。朝陽くんのいい所いっぱい知ってるから」

そっか…やっぱりひなちゃんもいい人


琉生にも言われたな、あの時