後ろから、ひなの腕を掴む



「?そ、そうくん?なんで…」



「奏、まだ寝てたんじゃ?」


焦っているひなを見て、僕は不安になる



「2人で何してたの?」



「ちょっとね、、買い物してたんだよ?」


目線を逸らしたひなが嘘をついているのはすぐに分かる



「おい、何もないからな」


流生の事は信用してるけど、ひなの事になると僕は融通が効かない



「分かってるけど、ごめん。これひなの?」



「あぁ、」


流生が持っていた荷物とひなの手を引き歩き出す