後にも先にも大我に怒られたのはあの1回きり。
思えばその時から私は大我に危なっかしいヤツ認定されていたのかもしれないな。
でもそんなことがあっても結局2人ともケンカはやめなかった。向こうからふっかけて来るんだからしょうがねえだろって。
「そうそう。で、竜がそれ以来羽衣ちゃんにちょっかいかけてくるから、大我がさあ……」
「羽衣、お代わり」
大我が遥くんを遮って、いつの間にか空になった茶碗を差し出す。
「あ、羽衣ちゃん、オレも」
なぜかニヤニヤしながら遥くんも茶碗を差し出す。
昔話に花を咲かせながらも2人は着々と並べた料理をキレイに平らげてくれていて。
その食欲旺盛さに笑いながらお代わりをよそいにいく。
「ま、羽衣ちゃん、無茶もほどほどにね。羽衣ちゃんに何かあったら大我、仕事になんないから」
「過保護ですからね、大我は。でももうさすがにそうそう無茶なことはしないですよ?」
苦笑いを返しながら2人にお代わりご飯を入れた茶碗を渡せば、なぜか面白くなさそうな顔の大我を憐れみの眼差しで見つめる遥くんなのだった。
思えばその時から私は大我に危なっかしいヤツ認定されていたのかもしれないな。
でもそんなことがあっても結局2人ともケンカはやめなかった。向こうからふっかけて来るんだからしょうがねえだろって。
「そうそう。で、竜がそれ以来羽衣ちゃんにちょっかいかけてくるから、大我がさあ……」
「羽衣、お代わり」
大我が遥くんを遮って、いつの間にか空になった茶碗を差し出す。
「あ、羽衣ちゃん、オレも」
なぜかニヤニヤしながら遥くんも茶碗を差し出す。
昔話に花を咲かせながらも2人は着々と並べた料理をキレイに平らげてくれていて。
その食欲旺盛さに笑いながらお代わりをよそいにいく。
「ま、羽衣ちゃん、無茶もほどほどにね。羽衣ちゃんに何かあったら大我、仕事になんないから」
「過保護ですからね、大我は。でももうさすがにそうそう無茶なことはしないですよ?」
苦笑いを返しながら2人にお代わりご飯を入れた茶碗を渡せば、なぜか面白くなさそうな顔の大我を憐れみの眼差しで見つめる遥くんなのだった。