東京の空は地元とは違って星はほとんど見えないけれど、煌々と輝く高層ビルの明かりや街灯に照らされながら、私たちは駐車場までの道のりを歩いた。
たどり着いた駐車場で、大我が愛車の助手席のドアを開け私に乗るように促す。
「オレが説明するよりも本人に聞いた方が早い」
続いて運転席に乗り込んだ大我が徐にスマホを取り出してダッシュボードに取り付けてあるスマホホルダーにセットし、それを操作してトークアプリのテレビ電話でどこかへ発信した。
「おう、大我、さっきは呼び止めて悪かったな。ウイウイ奪還出来たか?」
すると呼び出し音の後画面に映ったのは、なんとニヤニヤ顔の桃ちゃん。
……え、桃ちゃんっ⁉︎
「ああ。ったく、最悪のタイミングで通り掛かってくれたもんだよ。つーかそもそもの原因お前だったし」
「あ?」
「まあいい。おい、桃。高校ん時、オレたち付き合ってたことあったか?」
「なんだよ急に。ある訳ないだろ、気持ち悪い」
その答えに大我はほらな、そう言いたげな視線を私に投げて寄越す。
たどり着いた駐車場で、大我が愛車の助手席のドアを開け私に乗るように促す。
「オレが説明するよりも本人に聞いた方が早い」
続いて運転席に乗り込んだ大我が徐にスマホを取り出してダッシュボードに取り付けてあるスマホホルダーにセットし、それを操作してトークアプリのテレビ電話でどこかへ発信した。
「おう、大我、さっきは呼び止めて悪かったな。ウイウイ奪還出来たか?」
すると呼び出し音の後画面に映ったのは、なんとニヤニヤ顔の桃ちゃん。
……え、桃ちゃんっ⁉︎
「ああ。ったく、最悪のタイミングで通り掛かってくれたもんだよ。つーかそもそもの原因お前だったし」
「あ?」
「まあいい。おい、桃。高校ん時、オレたち付き合ってたことあったか?」
「なんだよ急に。ある訳ないだろ、気持ち悪い」
その答えに大我はほらな、そう言いたげな視線を私に投げて寄越す。



