……調べた?

まさか、今日のためにわざわざ?


「……なんで? 私、行かないって何度も言ったのに」

「でも、来たじゃん」

「それは、だって」

「はいはい、断るためだったんでしょ。何回も言わなくていいから。俺だって一応、人並みに傷つく心はあるから」

「……」


どうしたらいいのか分からなくなって、メニューにだけ目を落とす。


私は、延藤くんのことが苦手で、嫌いなはず。

それは、伊月くんを傷つけようとするから。


だけど、ちゃんといいところがあることも、知っている。

見えていないわけじゃない。