忘れない。
あの頃はまだ、誰に話してもナデシコを知る人がいなくて、
誰とも好きな曲を共有できなくて、寂しかった。
そんな時に、初めてCDショップの視聴コーナーにナデシコの曲が入っているのを見つけて、
私と同じ考えの店員さんが、もっとみんなにナデシコを知ってもらおうと曲を入れたのだと思って、嬉しかったから。
「あの時の真桜の顔がさ、忘れられなくて」
伊月くんは、当時の私を思い出しているみたいに、クスクスと笑い始めた。
「え、えーと……、私、なにか変なことしてた?」
「変なことなんてなかったよ。ただ、『ナデシコを分かるなんて、ここの店員さん神』とか言ってただけで」
「!!」
充分、変なことしてる……!
あの頃はまだ、誰に話してもナデシコを知る人がいなくて、
誰とも好きな曲を共有できなくて、寂しかった。
そんな時に、初めてCDショップの視聴コーナーにナデシコの曲が入っているのを見つけて、
私と同じ考えの店員さんが、もっとみんなにナデシコを知ってもらおうと曲を入れたのだと思って、嬉しかったから。
「あの時の真桜の顔がさ、忘れられなくて」
伊月くんは、当時の私を思い出しているみたいに、クスクスと笑い始めた。
「え、えーと……、私、なにか変なことしてた?」
「変なことなんてなかったよ。ただ、『ナデシコを分かるなんて、ここの店員さん神』とか言ってただけで」
「!!」
充分、変なことしてる……!



