「そうだ、真桜、何頼む? 俺も、まだ注文してないんだ」


伊月くんが、テーブルに置いてあったメニュー表を渡してくれる。


「うーん、飲み物だけじゃなく、スイーツも頼んじゃおうかな。どっちにしよう」

「何かと迷ってんの?」

「うん……。フルーツパイと、桃のクレープ。おいしそうだなぁって」

「どっちも頼んだらいいのに。それで、俺と半分こにする?」

「えっ、いいの?」


そういえば、伊月くんは甘いものが好きなんだった。

メロンパンだって、買ってたし。

あと、「半分こ」って言い方、可愛い……。