思わず、成美ちゃんを見上げた。

結局、何の事情も話せなかった私に、助け舟を出してくれたのだろう。


「友達なら、付き合い始めたばっかりの彼氏と一緒にいさせようとか思わない?」


だけど、負けじと延藤くんも対抗して、目の前に、私だけに見えている火花がバチバチと散りはじめる。


「いやいや、最初から束縛とか、さすがに引くって。明日、すでにフラれちゃうかもよ? ね、真桜」

「えっ、う、うん?」


急に話を振られ、言葉の意味もよく飲み込めないまま、うなずく。