屋上で、ふたりきりで授業の一時間分を過ごして、終了のチャイムが鳴ると同時に、何食わぬ顔で教室に戻ることにした。


あとで、成美ちゃんにさっきの授業のノート、こっそり見せてもらおう……。

ふたり同時に教室に入れば怪しまれるからと、私が先に入ることになった。


授業に出ていなかったのが、私たちふたりだけだったとしたら、どのみち怪しまれそうな気はするけれど。


そうなってしまったとしても、私は、伊月くんと噂になるなら大歓迎だけど……。


……なんて、考えてみたり。