自然と, 涙は流れなかった。 あの時、お姉ちゃんが 何を言いたかったのかは 分からない。 憎しみを込めて言ったのか それとも他の気持ちで言ったのか――― 謎のままだ。 だけど、あたしがこう考えている間にも 人生は、時は進んでいる。 確実に、あたしには 闇が迫っていた そう、この時から あたしの地獄のような 日々が始まったんだ――・・