ロベルトの唇の感触が忘れられなくて、
私は泣き腫らしていろいろ頑張ったけど浮腫んだ目はどうにもならなかった。

「ロベルト、私が首都に戻ったらロベルトは南に行くのですか?」

「ああ。行くよ。たとえどんな結末が待っていようとも、な」

「そうなのですね……」